くらし情報『ティモシー・スポール、フィリス・ローガンらが制作秘話を明かす 『君を想い、バスに乗る』特別映像公開』

2022年6月9日 11:15

ティモシー・スポール、フィリス・ローガンらが制作秘話を明かす 『君を想い、バスに乗る』特別映像公開

愛妻との思い出と自身の“過去”ばかりを見つめていたトムが、旅を通して見つけたものとは。

公開された特別映像では、本作の制作秘話がスタッフ・キャストによって明らかに。脚本を務めたジョー・エインズワースは、物語を思いついたのは父と義父の「バスの高齢者向け無料パスでどこへ出かけるか」という会話が本作誕生のきっかけだったと明かした。このとき“年老いた男のバスの旅”とメモを残し、数週間後にそのメモを見つけて物語を膨らませていったと当時を振り返る。メアリー役を演じたローガンは、エインズワースが書いた脚本について「本当にすばらしい。2人の年老いた夫婦の描写がすごく美しい」と絶賛。そして、「他者に優しくするのは意地悪するよりずっと簡単、だから人を思いやるべきだと思う」と、この映画の物語が人間の優しさについて描かれていることに触れた。

一方、主人公のトムを演じたスポールは、“高潔な逃避”が本作のテーマだと語り、若い頃に逃げ出した場所へ、人生の晩年で再び戻り、自らが経験した悲劇に向き合うことでその逃避を取り消そうとする主人公トムに「目をそらし続けていた過去を受け入れるのは勇気がいることだ」とコメント。

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