内野聖陽の“ほぼひとり芝居”、こまつ座『芭蕉通夜舟』開幕「この作品を最後まで育て上げて参ります!」
とコメント。
内野は「最初は、ほぼひとりで回して行く独り芝居という感覚が大きかったのですが、こうして稽古をしてきてみると、本当にチームワークの賜物という感が強い作品となりました。そして、やはりお客様がご覧になって初めて、僕らの芝居に画竜点睛を付けて下さるというような感がいたします。これから、毎日お客様との交流の中で、この『芭蕉通夜舟』という作品はまた違った形で変化し、成長していくのだろうなという感慨を持ちました。本日、初日に僕らの創作活動に新しい幕を開けてくださったこと心より感謝しております!これからも、舌頭千転、この作品を最後まで育て上げて参ります!」と意気込みあふれるコメントを寄せた。
本作は10月26日(土) まで同所で上演後、群馬・宮城・岩手・兵庫・丹波篠山・愛知・大阪公演が予定されている。
撮影:宮川舞子
鵜山仁、内野聖陽のコメント全文
■演出:鵜山仁
芭蕉は俳句の名人であると同時に、ハイク(旅)の達人でもありました。
今回、稽古場では、内野聖陽君と四人の若者たちと一緒に、とても刺激的な旅を楽しむことができました。
お客様という得体の知れない大海、果てしない大平原への旅が、いよいよ今日から始まるわけですが、是非この旅路を極め尽くし、芭蕉・井上ひさしのたどり着いたバショーに、さらに肉薄したいと願っています。