70点以上のバンクシー作品が日本初上陸! 『バンクシー展 天才か反逆者か』が横浜・アソビルにて開幕
ただ、路上に描かれたバンクシー作品はすぐに消されてしまいがちで、実際に原画を見たことのある人は多くはない。そんな中、同展はバンクシーの貴重なオリジナル作品や版画、立体オブジェクトなど70点を超える作品を一堂に集結。2018年からモスクワ、サンクトペテルブルク、マドリード、リスボン、香港の世界5都市の巡回を経て、ついに日本で公開されるものだ。
会場内では、「POLICE」「PROTEST」「CCTV」などテーマごとに作品をまとめて紹介。日本でも多くの人に知られる、平和へのメッセージが込められた《LOVE IS IN THE AIR》や希望を願う《GIRL WITH BALLOON》、社会的弱者をドブネズミに重ねた「RAT」シリーズなどが展示されるほか、「ディズマランド」の映像インスタレーションや、「ザ・ウォールド・オフ・ホテル」の一室の再現、ステンシルの型やスプレー缶、制作イメージ映像、作家の制作風景を連想させるインスタレーションなど、多彩な作品・表現から、謎に包まれたバンクシー像と、彼の制作意図をあぶり出していく
作品はシンプルなものが多いが、一つひとつのアートワークに込められた意味は奥深く、私たちの心にストレートに訴えかけてくる。