『第37回東京国際映画祭』Nippon Cinema Now部門の特集監督は入江悠に決定 新部門創設も発表
初代駐日マケドニア大使であり、2021年に『第34回東京国際映画祭』で「Amazon Prime Videoテイクワン賞」の審査委員も務めたアンドリヤナ・ツヴェトコビッチがシニア・プログラマーとして作品選定を行う。この他、シンポジウムやゲストトーク付き上映も予定。2021年に映画界での男女平等を推進している国際団体「Collectif 50/50」に、アジアの映画祭として初めて署名をした東京国際映画祭がジェンダーに関して更なる一歩を踏み出す。
■入江悠監督 コメント
あっちにいきこっちにいき、右往左往しながら、映画を作ってきました。
特集上映をしていただけるとのこと、身に余る光栄です。
これまで一緒に映画を作ってくれたスタッフ・俳優の皆さんと、観客の皆さんに感謝します。
■東京国際映画祭プログラミング・ディレクター 市山尚三 コメント
入江悠監督はインディペンデント映画とメジャー製作の大作を行き来しつつ、常に刺激的な作品を発表し、日本映画の未来を担う監督のひとりとみなされています。これまでの経歴のひとつの区切りともいえる傑作『あんのこと』(24) が公開されたことを機会に、入江監督のこれまでの功績を振り返るとともに、来るべき海外での評価のきっかけになれば、という思いでこの特集を企画しました。