『熱烈』ワン・イーボーがダンス愛を語る特別メイキング映像公開
チームのエースでカリスマダンサー、主人公チェン・シュオの前に立ち塞がるライバル役ケビンを演じたキャスパーが“悪役”(ヒール)として紹介され苦笑いする。彼もまたオーディション番組への出演をきっかけに脚光を浴びたダンサーだ。
だが、製作当時ブレイキンに対する風当たりは強かったという。〈感嘆符!〉メンバーのリアオ・ボーは「この映画が登場する前ストリートダンスはまともな職業だと思われてなかった」と振り返る。ダー・ポン監督も「全国ダンスリーグの出場者が動画でこんなふうに言ってた。“街の不良が踊っていたダンスが今や正式な競技種目になったんだ”。それを聞いて悲しくなり、いい作品にするという使命感を覚えた」と指摘する。〈感嘆符!〉のジョウ・リンセンは、「ダンスを始めてから両親に励ましてもらったことがない」と、劇中のセリフになぞらえて自身の経験を述懐。
幼い頃は家族からダンスを猛反対されたドラゴン役のジョージも「家族と話し合い頼んだよ、“1~2年やらせてくれ”」と、ダンスに対する理解を得ることには苦労した。ブレイキンに対する認識を根本から変えようとする監督の下、ワン・イーボーとプロのダンサーたちの奮闘が純度の高い映画『熱烈』を作り上げた。