2022年9月23日 10:00
横山拓也の新作演劇『夜明けの寄り鯨』12月に新国立劇場で上演 コメントも到着
それがこの創作の始まりです。いま横山さんがセリフを紡いでくれているところです。以前、恩師である宮田慶子さんに作家が机に向かっている姿を後ろから見たときに、声を掛けられなかったと伺ったことがあります。作家がセリフを紡ぐ作業、物語と向き合う作業は、大袈裟にいうと命を削る作業なのかもしれません。いま僕にできることは作家さんと並走すること。ただ見守ることしかできないかもしれませんが。横山作品の魅力のひとつは、どの登場人物もしっかりと生きている、もしくは生きていたこと。書き上がった物語を、一緒に向き合う仲間たちと丁寧に立ち上げていきたいと思います。
地図を頼りに「生きている」ということを大事にして。余談ですが、保育園で僕のものだとわかるように貼られていたシールが鯨だったことをふと思い出しました。小さい頃から鯨と縁があるようです。
<公演情報>
新国立劇場2022/2023シーズン演劇『夜明けの寄り鯨』
12月1日(木)~18日(日) 東京・新国立劇場 小劇場
作:横山拓也
演出:大澤遊
【キャスト】
小島聖池岡亮介小久保寿人
森川由樹岡崎さつき阿岐之将一
楠見薫荒谷清水
チケット料金:A席7,700円B席3,300円
一般発売日:10月29日(土)