和田憲明演出×南沢奈央主演『岸辺の亀とクラゲ-jellyfish-』開幕
3月6日(土)、シアター711にてウォーキング・スタッフ プロデュース『岸辺の亀とクラゲ-jellyfish-』が開幕する。
演出家の和田憲明がリアリティある空気感、存在感を追求する作品を上演し続けているウォーキング・スタッフ プロデュース。過去には『SOLID』、『304』、『三億円事件』、『怪人21面相』で読売演劇大賞優秀作品賞や優秀演出家賞を受賞している。
今回選ばれた『岸辺の亀とクラゲ』は、脚本を手掛ける牧田明宏主宰の明日図鑑にて2006年に上演され、和田演出では2011年、ちょうど10年前に初演を果たした作品。ファンからは長く再演を望む声が上がっていたという。
川沿いのマンションに住むさゆりは、教師として働き、ときにマンションで恋人と過ごすこともある平凡な女性。ある日スーパーで万引きを目撃する。缶入りのミートソースという、華やかでも高価でもないものを万引きした女性。
彼女と一瞬目が合ったものの、気づかないフリをしたさゆり。しかしその日をきっかけに、ベランダから見る川の景色を気に入っているさゆりのおだやかな暮らしは崩れはじめる。
今回、主人公のさゆりを演じるのは南沢奈央。