くらし情報『誰にも真似できないことに挑戦し続ける作家たちの作品を紹介『特別展 超絶技巧、未来へ!』9月12日より開催』

2023年8月14日 11:30

誰にも真似できないことに挑戦し続ける作家たちの作品を紹介『特別展 超絶技巧、未来へ!』9月12日より開催

前原冬樹《『一刻』スルメに茶碗》2022年


2023年9月12日(火)より、三井記念美術館では『特別展 超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA』展が開催される。同館を皮切りに全国を巡回して人気を博した「超絶技巧」シリーズの第三弾で、金属、木、陶器、ガラスなど、さまざまな素材を用いて、驚くべき超絶技巧の作品をつくる現代作家17名と、彼らのルーツでもある七宝、漆工、木調、刺繍絵画などの明治の工芸家たちの作品を紹介する展覧会だ。
幕末から明治にかけて頂点に達した日本工芸における「超絶技巧」。本物とみまがうリアリティを持ち、数ミリ単位の細かい細工や華麗な彩色をほどこした日本の美術工芸品は、当時欧米諸国に広く紹介され世界中の人々を驚愕させた。そのDNAを継ぐ令和の作家たちの作品は、単に技巧を駆使するだけでなく、「超絶技巧プラスα」の美意識と並外れたインテリジェンスに満ちている。
たとえば大竹亮峯(おおたけ・りょうほう)の《月光》(2020年)は、1年に1度、夜に咲く月下美人を模した彫刻作品だが、鹿角でつくられたその白い花びらは、花器に水を注ぐとゆっくりと開く。また福田亨の《吸水》(2022年)は、着色せずに、自然の素材の色を組み合わせて制作する作者オリジナルの「立体木象嵌」

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