2022年6月16日 07:00
熊谷彩春「今こそ上演する意義がある」 NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』
それぞれ全く違ったノノになる予感がしていて、いろいろ見て学んでいけたら」と話す。これまでの出演作でもWキャストやトリプルキャストを組むことがあったが、今回は初めての“年下”だそう。「今まで先輩方に頼りっぱなしだったので、ちょっとは自分も頑張らないと」と意気込む。
本作は親しみやすいキャラクターやおなじみの歌など、子どもたちにとって初めての観劇体験としておすすめできる内容でありながら、今の時代にまさに問われる「多様性を認め合うこと」や、普遍的な“共生”を考える要素も含まれている。
熊谷も幼い頃イギリスやマレーシアに住んでいたことがあり、多様性については考えることが多かったといい、「コロナや戦争など、今起きている分断の状況を考えると、今こそこの物語を上演する意義があると感じました。これからを担う子どもたちに観ていただくことに大きな意味があると思います」と作品の魅力を語った。熊谷自身、幼少期にロンドンで『ライオンキング』を観た原体験から、ミュージカル俳優の道に進んだという。「この作品を観た子がいつか舞台に立つようになって『あのとき観ていました』と言ってくれたら。
これ以上嬉しいことはないですね」。