劇団四季の新劇場がいよいよオープン! 傑作『オペラ座の怪人』でこけら落とし
また、くすんだゴールドと暗めの赤、そして黒を基調としたマリア・ビョルンソンの舞台美術も、荘厳なオペラ座の雰囲気を見事に再現している。今回、劇中で重要な役割を果たすシャンデリアが新調され、さらなる劇的効果も期待できそうだ。
JR東日本四季劇場[春][秋]外観写真/撮影:阿部章仁
初演から34年間ロングランを続けてきたオリジナルのロンドン公演が、コロナ禍でクローズを余儀なくされ、来年1月に再開する予定だったブロードウェイ公演は、他の全公演と共に、さらに5月末まで延期することが発表されている。そんな中で幕を開ける『オペラ座の怪人』東京公演の上演意義は大きいにちがいない。
JR東日本四季劇場[秋]では、来年も引き続き、『オペラ座の怪人』のロングラン上演が予定され、もう一方のJR東日本四季劇場[春]は、来年1月10日(日)に『劇団四季The Breidge~歌の架け橋~』で開場し、2月11日(木)まで上演。その後6月には、今年9月に幕を開けるはずだった、待望久しいディズニーミュージカル『アナと雪の女王』が開幕する予定になっている。その折にはまた大きな話題を提供してくれるだろう。
劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』
10月24日(土)~ロングラン上演
会場:JR東日本四季劇場[秋]
文:原田順子