赤ちゃんのおむつといえば今や紙おむつが主流です。赤ちゃんの体や動きを分析して考えられている紙おむつは、扱いやすく使い捨てなので処理も簡単。昔の紙おむつと比べると、その進化には関心することも多いです。吸水性が優れている点や扱いが簡単なのは魅力ですが、布おむつには紙おむつにはない利点があるのです。
そもそも布おむつって?
布おむつは江戸時代から使われていたと言われています。長い歴史を持つ布おむつは、紙おむつが主流になるまで多くの赤ちゃんに使用されていました。1970年頃に紙おむつが誕生するまで、布おむつの使用が基本でした。1980年頃になると老人介護などで使用されるようになり、紙おむつの利用が進んでいきます。
高分子吸水材と呼ばれる技術が開発され、紙おむつの性能が飛躍的に向上していきます。布おむつはもう使われなくなるかと思われましたが、近年また注目されているのです。
布おむつのメリットは?
布おむつは、文字通り布製のおむつです。何度も洗って使用することができ、素材も肌に優しい物が多く、デリケートな赤ちゃんの肌に適しています。紙おむつに比べると吸水性は弱く、こまめなおむつ替えが必要になりますが、そのぶん赤ちゃんとのスキンシップが増え、赤ちゃんの状態をよく観察することができることもメリットのひとつ。