京阪百貨店が手掛ける アニメ・コミックショップ「沼のたまり場」オープン
あらゆる表現や価値観が混在する今だからこそ生まれる時代性や視点から見つめた、独自のカルチャーの発信基地ならぬ【発信墓地】としての活動拠点を目指している。
●伊藤潤二(いとう じゅんじ )
1963年7月31日、岐阜県中津川市で誕生。高校卒業後、歯科技工士の学校へ入学し、職業を得るも『月刊ハロウィン』(朝日ソノラマ)新人漫画賞「楳図賞」の創設をきっかけに、楳図氏に読んでもらいたい一念で投稿。
1986年、投稿作「富江」で佳作受賞。本作がデビュー作となり、代表作になる。3年後、歯科技工士を辞め漫画家業に専念。「道のない街」「首吊り気球」「双一」シリーズ、「死びとの恋わずらい」などの名作を生みだしていく。
1998年から『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で「うずまき」の連載を開始。
その後も「ギョ」や「潰談」など唯一無二の作品を発表し続ける。
2019年には『伊藤潤二傑作集10巻フランケンシュタイン』(英語版)が世界で最も権威のある漫画賞のひとつ、米国アイズナー賞の「最優秀コミカライズ作品賞」を受賞。これを皮切りに2021年に2部門、2022年と立て続けに同賞を受賞し、通算4度受賞の快挙を遂げる。