前ウクライナ大使が緊急提言 『世界と日本を目覚めさせたウクライナの「覚悟」』を発売
日本人はこの戦争で何を得るのか
ロシアの政治・経済・軍事について、世界でもっとも深く、かつ実体験に根ざした見識をもつ国の一つがウクライナである。今回の軍事侵攻を経て、自国の安全保障を考える上でロシアをどのように捉えるべきかは多くの国にとって極めて重要な課題となっているが、それは日本にとっても全く例外ではない。その際にウクライナの知見が大いに役立つことは間違いない。(本文より)
ロシア軍の暴挙に対するウクライナの徹底抗戦は、国際的な安全保障を考えるうえでの本質的な問題をあぶりだしました。それは、「力には力で対処するしかない」という単純な事実です。突如として行われるかもしれない不合理な侵略に対抗できるかどうかは、断固たる決意の有無にかかっています。このことを、ウクライナは「覚悟」をもって教えてくれたのだと、著者は本書「はじめに」で述べています。
『世界と日本を目覚めさせたウクライナの「覚悟」』について
【本書の構成】
第一章ウクライナとはどういう国かーー国家としてのアイデンティティとロシアとの関係
第二章ロシアの軍事侵攻
第三章ウクライナの抵抗
第四章ウクライナが見せた「覚悟」ーー国家の安全はいかにして確保すべきか
第五章ロシアによるウクライナ侵攻と中国
第六章ウクライナとロシア、そして日本
【著者】
倉井高志(くらいたかし)