渋谷駅で販売し、3日間で1000冊完売した話題の小説が電子書籍化!Z世代5人組が描き出す「現代を生きる女の子のリアル」に共感必至
と共感必至。
ルーツも、趣味も、夢もそれぞれ異なる13人から見えてくる、「女の子」の日常に含まれる嬉しさと悔しさ。現代を生きる女性たちのリアルを、この本を通じて一緒に考えてみませんか。
渋谷駅に設置された「小説の買える自動販売機」の様子(2023年)
◆違った世界や生き方に触れてほしい
──「はじめに」より
二〇二二年の十二月、私は十三人の「女の子」たちにインタビューと写真撮影をするために、東京中のあちこちを駆け回っていました。ある日は牛丼屋さんで撮影だったり、ある日は漫画喫茶の中でお話を聞かせてもらったり、ある日はラブホテルで写真を撮らせてもらったり。一人一人のお話を聞くのがとても楽しくて、このお話たちは一体どんなふうに形になっていくんだろう、とわくわくしてた。いろんな「女の子」の一日を覗かせてもらった冬。それが『ワンデーガール(ズ)』のはじまり。
なるべくたくさんの人にこの十三人の「女の子」たちに出会ってほしくて、私は一人一人のお話を短編小説にすることにしました。年齢も性別もバラバラの大学生・大学院生五人で「ひと(と)」というチームを組み、小説販売に向けて動き始めたのです。