【著者インタビュー】北海道札幌市 桑園オリーブ皮膚科クリニック 院長・米田明弘医師のインタビュー公開!「今をもっとラクに生きるススメ」
人に負けたくないという思いでいっぱいでしたし、そして自分ならできると思っていました。
ところが、意気揚々とアメリカに渡ってみると、そこには想像以上に厳しい現実が待っていました。その詳細は本に書きましたが、意に反して大きな挫折を味わうことになってしまったのです。
キリスト教に出合ったのはそんなときです。住んでいた家の向かいがたまたま教会だったのですが、当時の私は何の興味も抱いていませんでした。しかし、私と同じように海外生活や子育てに悩みを抱えていた妻が、先に教会の子育てサークルに参加するようになり、そこからいろんなきっかけが重なって、妻と私は同時に洗礼を受けてクリスチャンになったわけです。
――最初からキリスト教に興味がおありだったのではないのですね。
むしろ反対でした。
私自身は異国の地で研究者として成果を出そうと必死に孤軍奮闘している感覚ですから、教会のもつ温かな雰囲気に嫌悪感さえ覚えていたのです。今となっては笑い話ですが、当時の私はそれだけ殺伐とした精神状況にあったといえるでしょう。
キリスト教に何の興味もなかった私が、ちょっとしたきっかけから教会に足を運ぶようになり、そこからキリスト教の世界に触れていきます。