【6月2日】白川優子著『紛争地のポートレート 「国境なき医師団」看護師が出会った人々』(集英社クリエイティブ)電子書籍発売!
「なぜ紛争地に行くのか?」――その答えがここにある
「紛争地では、市民、兵士、現地スタッフやボランティア、MSFの仲間たちとの多くの出会いがあった。(略)本書を読めば、彼らが私たちとなんら変わらない人々――平和を願い、戦争を憎み、家族を愛する人たちなのだということがきっと伝わるはずだと信じている。」(「はじめに」より)
ガザの子どもたちからアラビア語で数の数え方を習う白川優子さん(ⒸMSF)
空爆に、銃口におびえながらも、紛争地には「日常」がある。こんなにもあたたかい人々が暮らしている。
看護師として海外派遣18回を経験した著者が、現場で交流した市民や仲間の姿をいきいきと描く。活動中の暮らしや人道援助のエキスパートたちの素顔など、意外なエピソードも満載。人道支援のリアルが鮮やかに見えてくる!
[目次より]
◆I忘れられない面影
「世界で一番新しい国」の母子/元少年兵と車いす/世界一大きな監獄の少女 ほか
◆II心の声に導かれ、MSFの看護師に
メルボルンで見た「国境なき世界」/初めての紛争地で出会った“戦友”/看護の力の真価を知る
◆III紛争が破壊するもの
ジャーナリズムが報じない“戦後”/兵士の治療と国際人道法/なぜ医療施設が攻撃されるのか?
◆IV医療の前線を支える仲間たち
MSFの“柱”、ロジスティシャンに感謝を/ジャガイモと一杯の紅茶/顔も知らないあなたの力~寄付と信頼 ほか
◆V派遣地での暮らし
“寝床”快適度ランキング/紛争地の「猫会議」