尾上右近が語るブロードウェイ・ミュージカル「プリティ・ウーマン」の魅力
歌舞伎役者・尾上右近がトークショーに登壇し、映画版、そしてミュージカル版の魅力などのトークを展開。そのイベント直後に、改めて『プリティ・ウーマン』の魅力と見どころについて聞かせてもらった。
映画が公開されたのが1990年。1992年生まれの尾上にとっては、生まれる前の作品ということになるが「公開から34年くらい経っている作品ですが、人とのつながりや関わり方という部分においては現代にも通じるものを感じました。そういう意味で、“時代を選ばない作品”と言いますか、すごく新鮮に見ることができました」と、色褪せない魅力があると再認識したという。
尾上がトークショーの時に「なぜこれをミュージカルにしてなかったんだろう?と思いました」と語っていたが、大ヒットした映画の後、ミュージカル化されるまで長い年月が流れている。「ミュージカル化されて、それが日本でも上演されることが嬉しいですね。映画の中で2人がオペラ鑑賞するシーンがありますが、舞台人の一人として、ミュージカルでもそのシーンに期待しています。
劇中劇をどのように表現するのか興味があります」と大きな期待を寄せている。さらに「映画でも音楽が印象的な使われ方をされていましたが、ミュージカルだとより“音楽”が重要になってくると思うのです。