6年ぶりに浅草花やしき裏に特設テント劇場が復活! 現代演劇の巨人、唐十郎の最高傑作 唐版 風の又三郎 再演 カンフェティにてチケット発売中
その盛況は公演前から多くのニュースにお取り上げ頂き、千秋楽には数年ぶりに公の場に姿を表した唐十郎が登壇、その健在ぶりも再度ニュースとなり、予測しなかった災厄に喘ぐ多くの演劇人に勇気を与えました。
演出は前作に引き続き唐十郎の愛弟子、新国立劇場最年少演出家記録も持つ中野敦之、登場人物の造形、科白の機微、物語の変遷、作者である師匠唐十郎がこの戯曲を通して表したかった作家的野心を余すところなく表現。より多くの方々に目撃してもらうため、再演を致します!!
あらすじ
宇都宮のホステス「エリカ」は、客である航空自衛官「高田三郎」に恋するが、高田は隊の戦闘機を乗り逃げし、海の藻屑と消える。どうしても高田を思いきれぬエリカは、彼の死の謎を追って元の上司たちが転職している代々木のテイタン(帝國探偵社)に辿り着く。そこが女人禁制ゆえに、男装して探偵たちに迫るエリカだったが、名前を訊かれ、とっさに「風の又三郎」を名乗ってしまう。一方、精神病院を脱走した熱烈な宮沢賢治読者の青年「織部」は、男装のエリカを見かけ、思わず「風の又三郎さんではありませんか?」と問いかける。偶然一致した呼び名をきっかけに協力するようになった二人は、帝國探偵社の奥で、棺に眠る高田三郎に辿り着くが・・・。