映像制作の新時代を幕開けるオンラインカンファレンス「バーチャルプロダクションDay 2022」開催!アーカイブ配信がスタート
の問いに対して、答えを分かりやすく示してくれた。
映像を投影したLEDディスプレイを背景に撮影する手法は以前からあったが、LEDディスプレイやゲームエンジンの進化によってクオリティが格段と上がり、デモンストレーションの映像のようにバーチャルかリアルかの区別も難しいぐらいになっている。車のボンネットやフロントガラスに、木々や風景の映像がキレイに映り込むことによってリアルさを際立たせていた。現在の主流であるグリーンバックを使っての撮影との違いなども、具体例を示して解説するなど、バーチャルプロダクションの仕組みから使い方、メリットまで、基礎知識を学べる30分間となった。
続いては、パノラマティックス主宰の齋藤精一氏、映画『るろうに剣心』シリーズなどを手掛ける映画監督、大友啓史氏をゲストに招いて、「バーチャルプロダクションが切り開く未来」というテーマでキーノートセッションが行われた。映像制作の最前線にいる2人ということもあり、バーチャルプロダクションをどんなふうに使ってみたいか、今後どのように進化していってほしいかなどについて、自身の経験を踏まえて意見を交わした。具体的な提言も多く、バーチャルプロダクションへの興味がさらに深まった視聴者も多かったのではないだろうか。