ペット関連のサブスクが好調によりEC購入は全体の4割近く - アメリカにおけるペット関連消費調査 -
ここ数年あらゆる分野でインフレが進行している中、ペットケア部門は1アイテムあたりのインフレ率で店舗全体を上回っている数少ない部門のひとつである。ペットケア部門の平均単価は2022年と比較して2023年は9%以上高い結果となった*4。
【PBは低所得世帯・有名ブランドは中・高所得世帯で伸びている】(図3)
プライベートブランドは有名ブランドに比べ、金額シェア、数量シェアともに少ないが、消費者の大多数(73%)は両方を購入している。さらに、プライベートブランドは幅広い消費者に購入されているが、世帯所得が2万5千~5万ドルの層と65~79歳の層に最も人気がある*5。
【Z世代やアジア系世帯でペット支出に変化】(図4)
年齢や収入に関係なく、消費者はできる限りペットを甘やかしたいと考えている。それに伴い、特定の消費者層は大幅な伸びを見せている。Z世代とアジア系世帯の購入率は、それぞれ+10.5%と+9.4%で、他を圧倒している*3 。ペットの飼育が各世帯のライフスタイルとますます密接に絡み合うようになるにつれ、これらの層はペット用品市場の重要なプレーヤーとして台頭してきており、ペットの世話の嗜好や消費習慣の移り変わりを示している。