12月14日、学校法人自由学園でアフリカ熱帯雨林地域の先住民族「ピグミー」に関するイベントを開催します
人間らしい生き方を問い直す~アフリカ熱帯雨林地域の先住民族「ピグミー」の暮らしから~
開催の趣旨
アフリカ中部のコンゴや周辺諸国に広がる熱帯雨林地域では、現地の先住民族いわゆる「ピグミー」(以下、ピグミー)が長年にわたり独自の文化を築き、調和的な社会を維持しています。そこでは、男女や所得の格差、いじめや孤立といった現代社会が抱える問題が見られず、富を分かち合い、争いごとは長老が仲裁する仕組みが続いています。特筆すべきは、自殺者が非常に少ないことが報告されています。
〈「ピグミー」の方々の生活の様子※写真提供は西原智昭氏〉
〈「ピグミー」の方々の生活の様子※写真提供は西原智昭氏〉
現代社会では、技術の進歩や便利なサービスに囲まれる一方で、ストレスや孤立感に悩む人が増えているという指摘があります。本イベントでは、そんな現代社会を見つめ直し、人間本来の生き方について考える機会を提供します。
〈来場するエリック・アンボロ氏(左)・ガストン・アベア氏(中)・リシャール・マロンガ氏(右)※写真提供はいずれも西原智昭氏〉
30年以上にわたり現地で野生生物の研究と生態系保全に取り組んできた西原智昭氏の協力のもと、ピグミーの方々および現地で活動する研究者を招き、対話を通じて学びを深めます。