カバーはちょうどいいサイズで、柔らかな、できれば蒸れにくい綿生地のものをご使用ください。硬い生地でゴワっとしたカバーや、厚手の毛布などを羽毛ふとんの下に重ねて使うことも、あまりお勧めできません。
ポイント2:重い毛布などを上に重ねていませんか?
「寝室は寒いから、羽毛ふとん一枚では不安」
わかります。が、だからと言って、重い化繊の毛布などを上に重ねてしまうと、かえって逆効果になることがあるのです。
羽毛ふとんは、内部の羽毛と羽毛の間にたくさん空気を含むことによって外気を遮断し、使う人の体温で暖かさを保ちます。だから、重い毛布やふとんを乗せてしまうと、その空気の層が押しつぶされて薄くなってしまうのです。
それに羽毛ふとんを使っていて感じる寒さは、上からではなく、下から来ている可能性が高いということも、ここでお伝えしたいと思います。
ポイント3:体の下の面は万全でしょうか?
学校で理科の時間に「熱は高いほうから低いほうへ移動する」と習ったかと思います。
また、「冷たい空気は暖かい空気より重い」ということも。
つまり寝室でも、より冷たい空気が低いところにたまっているので、畳や板の間に直に敷ふとんを敷くよりも、マットレスと重ねて敷いたり、もっといえばベッドを使うほうが暖かく眠れます。