三人の若手演奏家が 琵琶法師『平家物語』の伝統を伝える 「平家物語の世界その8 清盛」上演決定 チケット発売中!
清盛の気まぐれな仕打ちに翻弄された白拍子の祇王の歌う今様が哀れを誘います。《入道逝去》で、高熱の病に倒れた清盛の壮絶な最期をお聴きいただきます。
【出演者】
菊央 雄司(平家琵琶)
田中 奈央一(平家琵琶)
日吉 章吾(平家琵琶)
薦田 治子(お話)
平家語り研究会
平家語り研究会は、平家物語を琵琶の伴奏で語る伝統音楽「平家(平家琵琶、平曲)」を次世代に伝えることを目的に開催されている研究会です。『平家物語』を語った琵琶法師は、江戸時代には箏三味線音楽で活躍するようになりますが、あわせて平家の語りの伝承も大切にしました。明治維新でその伝統も絶えてしまいますが、奇跡的に名古屋の盲人箏曲家たちが平家を今日まで語り伝えました。二十一世紀に入りその伝承者も一人のみ、伝承曲も八曲のみとなります。この語りを次世代に伝えようと菊央雄司、田中奈央一、日吉章吾の三人の地歌や箏曲の演奏家が二〇一五年二月に活動を開始しました。二〇一六年度からは文化庁の「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業(現在は舞台芸術等総合支援事業)」に採択され、伝承曲の演奏を磨くとともに、伝承の途絶えてしまった曲の復元にも取り組み、「平家物語の世界―語りの伝統を次代に」