岸田國士戯曲賞作家作品 戦後の芝居小屋を描く ことのはbox 第17回公演『ムーランルージュ』上演決定 カンフェティでチケット発売
《あらすじ》
敗戦の秋、新宿の焼け跡には赤い風車が回っていた。人びとは飢えていた。身も心も飢えていた。その飢えを満たす人びとも飢えていた。だが、人びとは自分で生きていかなければならない。そこから喜びと悲しみが生まれる。
空襲によって焼け野原となった新宿に、ポツンと立っている赤い風車が目印のレヴュー劇場「ムーランルージュ新宿座」
1931年に新興の街・新宿に開館して以来、軽演劇やレヴューを上演して学生や知識層の人気を集め、多くの作家、俳優を輩出し、戦中戦後を生き抜いた。
「どんなに辛いことがあっても舞台に出ればニッコリ笑って歌うの。」戦争を生き延びた人々が劇場に集まる理由は...何のために舞台に立つのか...。
小さな芝居小屋を取り巻く人々を描いた群像劇。
ことのはboxとは
2014年11月設立
「良質な戯曲を取り上げ、上質な舞台創作を目指す」をコンセプトに、1970年代以降に書かれた日本国内の戯曲を上演する演劇団体
現在までに取り扱った劇作家:
永井愛(二兎社)、鈴江俊郎、鴻上尚史、横内謙介(扉座)、畑澤聖悟(渡辺源四郎商店)、北村想、古城十忍(ワンツーワークス)、宅間孝行、成井豊(演劇集団キャラメルボックス)