現代に上演するべきオペレッタの形を追求 コロナ禍の休止を経て『東京オペレッタ劇場REBOOT』上演決定 カンフェティでチケット発売
その後オペレッタはその中心をウィーンへと移し、スッペやJ.シュトラウス、レハール、カールマンといった作曲家たちによって多くの名作が作られました。そして、第二次世界大戦ののちミュージカルが世界中に広まるまで、ヨーロッパの民衆の娯楽であり続けたのです。
音楽史的には、オペレッタは100年足らずの間にヨーロッパで作られ上演されたものです。その音楽や内容も、時代背景や文化ときわめて密接に結びついているため、ある意味では「閉じられた」ジャンルだという側面も否定できません。しかし裏を返せば、それぞれの時代においてそれだけ「現代的」であったということに他なりません。オペレッタがヨーロッパの民衆にあれほど熱狂的に受け入れられたのはそのためです。
その作品の持つ伝統的なスタイルを踏まえたうえで、同時に常に「現代的」であること。現代にオペレッタをいかに上演し続けていくのか、東京オペレッタ劇場はその理想的な形を追求していきたいと思います。
東京オペレッタ劇場代表角 岳史
公演概要東京オペレッタ劇場『東京オペレッタ劇場REBOOT』
公演期間:2022年2月19日(土) ~ 2022年2月20日(日)
会場:内幸町ホール(東京都千代田区内幸町1丁目5-1)