江ノ電・嵐電 姉妹提携15周年記念 共同PR事業「あたらしいコトみつけよう」第3回 を実施
電車は極楽寺近くで江ノ電唯一のトンネルである極楽洞に差し掛かり、「谷戸(やと)」と呼ばれる山間部から鎌倉の街へ滑り下りるように進んで行きます。
北野線「宇多野駅」横の岩盤の上は、日本海に抜ける国道162 号、別名「周山(しゅうざん)街道」。駅近くの福王子(ふくおうじ)バス停は、この街道を紅葉の名所・高雄に向かう路線バスとの乗継地点です。街道下の岩盤をくり抜いた小さなトンネルの向こうには、「嵐電桜のトンネル」と呼ばれる桜並木が続きます
「江ノ電・嵐電姉妹提携」から15年。土地は違えど、人々を運び街をつなぐ鉄道同士の硬いテツの絆を、より多くの方に感じていただきながら、公共交通機関の旅をお楽しみいただきたいという願いを込めてデザインしました。
【背景】
鎌倉と京都は、政治・経済・文化など、長い歴史の中で連携・交流し、また時に東西政権で激しく争うなど、深いつながりを持つ東西の古都です。近年は急増する観光需要の中、特定のエリア・時間帯への極端な観光集中など、共通するオーバーツーリズムの課題も抱えています。両社は同じ課題に取り組む地域で観光路線・生活路線双方の顔を持つ事業者として、オーソドックスな「古都の観光」