ハリウッド版必殺仕事人、デンゼル・ワシントン主演のハードボイルドアクション。 「イコライザー」 11月6日(土)よる7時~BS12 トゥエルビで放送
ある夜、彼は、食堂の常連客テリー(クロエ・グレース・モレッツ)が、男たちに拉致されるのを目撃する。テリーはロシアマフィアの下で働く売春婦。マッコールは、マフィアのアジトに単身乗り込んで、彼女を救おうとする。実は彼は、元CIAのトップエージェントだったのだ…。
普段は感情をコントロールして礼儀正しい主人公が、堪忍袋の緒が切れると、ターミネーターのような戦闘マシンに変身する。その落差が面白い。マッコールを演じたワシントンは、米アカデミー賞主演男優賞を受賞した「トレーニングデイ」の悪徳刑事以降、悪役も幾つかあったが、ここでは「誠実で正義感が強くタフな男性」という本来のイメージに戻っている。
マッコールの闘い方を賞賛していいのか。
疑問がないわけではないが、元々、そうしたことを考える種類の映画ではないのだろう。黒澤明監督の「用心棒」などに通じる痛快さや、ホームセンターで繰り広げられる大詰めの場面など、楽しみどころが多い作品だ。2014年に公開され、大ヒット。続編「イコライザー2」も2018年に公開されている。
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