うつ病向けVR共同研究にて、うつ改善と安全性を認める。ジョリーグッドが国内最大の認知行動療法研究機関と検証
VRについての研究は様々なものがありますが、健康な人や、不安症に関するものがほとんどでした。医療機関において、実際に通院しているうつ病患者を対象とした研究は世界的にも先端的な取り組みとなります。
■結果
研究結果として、有害事象はなく、VRを活用した治療はうつ病患者に対し問題なく活用できることが分かりました。うつ病評価尺度BDI-Ⅱのスコアが改善されている患者は、VR介入前後を比べ全体の半数以上おり、重度の抑うつを示していた患者4名は治療後に全員改善を示し、その内の3名は追跡期間後には軽症以下となっていました。中等度の抑うつを示していた3名は、追跡評価後には最小限のうつ症状となっていました。
出典:Feasibility of Virtual Reality-Assisted Positive Valence System-Focused Cognitive Behavioral Therapy for Depression(発表者:駒沢あさみ、学会名:欧州行動認知療法学会(EABCT))
※認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapies; CBT)