鍵盤楽器の名手・北村朋幹 日本で初めてのフォルテピアノ公演開催迫る! 1825年ウィーン製のピアノで贈るコンサート
その北村朋幹が日本での初めてのフォルテピアノ・リサイタルで北とぴあ国際音楽祭2024のオープニングを飾ります。
●使用楽器とプログラム
初めての日本でフォルテピアノ・リサイタルのために選んだ楽器は1825年ウィーン製ヨハン・クレーマー(タカギクラヴィア所蔵)。この楽器からインスピレーションを得て組まれたプログラムは、北村朋幹の原点ともいえる初めてのソロCD「遥かなる恋人に寄す -シューマン『幻想曲』からの展望」にも通ずるもの。
●名曲の珍しいバージョンも
北村朋幹は今年3月に新譜『リスト 巡礼の年 全3年』を発売、全曲演奏会も話題となりました。〈オーベルマンの谷〉は第1年スイスの中の名曲ですが、今回演奏されるのは初稿にあたる《旅人のアルバム》のもの。なかなか聴けない版を当時のピアノで聴ける貴重な機会です。
ヨハン・クレーマー
【曲目】
ベートーヴェン/リスト
ミニョン S.468-1 《ベートーヴェンによる6つのゲーテ歌曲集》より
連作歌曲集《遥かなる恋人に寄す》S.469
シューマン
管弦楽のない協奏曲op.14(1836) より
“変奏曲風に”(後に削除された2つの変奏曲を含む、自筆譜に基づく版)