来日決定! ソ連時代から活動する伝説のロックバンド「アクワリウム」のリーダー ボリス・グレベンシコフ率いる「BG+」 東京・京都の2都市でコンサートを開催
アクワリウムのメンバー7人で新バンド「BG+」を立ち上げ、ワールドツアーを続けている。この秋に東京と京都で開かれるコンサートでは、BG+の新曲やアクワリウムの名曲の数々が演奏される。
1972年、レニングラード大学に通うボリス・グレベンシコフは友人たちとロックバンドを結成。のちに国内随一の人気バンドとなる「アクワリウム」が誕生しました。
ソビエト政権下、ロックミュージシャンたちは、社会の抑圧や閉塞感、世代間のあつれき、戦争、信仰、愛、友情などのさまざまなテーマを歌い、若者たちの熱狂的な支持を得ました。ロックバンドの多くが非公式での活動を余儀なくされるなか、ミュージシャンたちは自作の歌を磁気テープに録音し、その歌はファンの間でカセットテープにダビングされることで広大なソ連全土へと広まり、社会現象と言われるほどの大きなムーブメントとなっていきました。
なかでもアクワリウムは絶大な人気を誇り、ペレストロイカのさなかの1987年には、国営レコード会社のメロディヤが非公式バンド初となるアルバム『АКВАРИУМ(アクワリウム)』を発売。ロシアの詩の伝統を受け継ぐ意味深い歌詞と世界中のさまざまな音楽的要素を組み合わせた独自のスタイル、そして社会的影響力の大きさは、西側の著名なミュージシャンたちにも注目され、1989年、グレベンシコフはデイヴ・スチュワートのプロデュースでソ連のロックミュージシャン初の欧米レーベル・アルバム『ラジオ・サイレンス』を発表。