小出恵介、富田麻帆など豪華キャスト出演 劇団時間制作第二十五回本公演『12人の淋しい親たち』上演決定
について話し合う物語。
【脚本・演出谷碧仁 コメント】
「12 人の怒れる男」にインスパイアを受け、現在進行形で挑み続けている今作「12 人の淋しい親たち」。
逃げも隠れもできない空間で、「親」という最強であり最弱な生物と、日本語という膨大な自己表現方法を前に、
日々右往左往しております。どうもこの作品の前では、一切の誤魔化しも保身も使えず、丸裸にさせられます。
恥ずかしくて痛いです。嫌です、逃げ出したいです。
なのでさっさとひとりで創る事を諦めました。劇団員と、キャスト陣と、スタッフ陣と、そしてお客様とこの作
品を創ろうと思いました。
そうすれば、恥ずかしいのも痛いのもどうせ変わらないけど、少しは恥ずかしいのも
痛いのもいいかなと思えます。そんな「演劇」になりそうです。
お客様ひとりひとりが、自分の恥ずかしいとか痛いとかを知って頂き、自分の事をもっと嫌いに、そしてもっと
好きになれるようなそんな「演劇」にします。
〔あらすじ〕
近い将来、請求陪審制が実験的に日本で行われていた。そこへ集められた10人の親である陪審員が「3歳男児
殺害事件」について話し合う。
各々のエゴは、小さな疑問を産み出し、大きな可能性に変化し、そしていつしか譲れない主張へと姿を変える。