少年時代に誰もが憧れたオオクワガタ。カメラマン・野澤亘伸による虫採りに人生を懸けた男たちを追ったノンフィクション『オオクワガタに人生を懸けた男たち』が双葉社から8月7日に刊行!
雑誌の表紙やタレントの写真集を撮影する写真家として活躍しながら、棋士の師弟関係を追ったノンフィクションの執筆など、作家としてもペンを走らせる野澤亘伸(のざわひろのぶ)の新刊『オオクワガタに人生を懸けた男たち』が、8月7日に双葉社から刊行される。
タイトルにある〝男たち〟とは、オオクワガタ採集家集団「インフィニティー∞ブラック」のメンバーのこと。オオクワガタとは、男なら一度は手にしてみたい憧れの虫であり、自然界で見つけるのは極めて難しいとされる。虫採りに没頭した多くの少年たちも図鑑で写真やイラストを目にすることはあっても、実際にその雄姿を見かけることはなかったことだろう。そんなオオクワガタの未発見生息地を探すという共通の目的で集まったのがインフィニティー・ブラックだ。
著者からのコメント到着!
雑誌の取材を通じて、メンバーとの出会いが本書執筆のきっかけになったと著者は言う。
「そのときに教えてもらった長年の採取経験から得た知識、図鑑やどんな本にも載っていない彼らしか知り得ないオオクワガタの真の生態についての情報を残したい、記録したいと強く思いました」
採集困難とはいえ、これだけの大型が生息する整った環境が残っている。