2024年5月4日 12:39
『グリザイア』シリーズ初の舞台が開幕 原作の世界観と舞台演出の高度な融合【ゲネプロレポート】
また、公演ごとのスペシャルゲストにフィーチュアする場面も。この日のゲネプロには反田葉月が参加し、『D4DJ』内ユニット・Lyrical Lilyの「吾輩よ猫であれ」を急きょパフォーマンスするサプライズもあった。
悲惨な歴史を持つキャラクターたちだけに、こうした軽快な交流が中盤以降のストーリーへの緊張感を一層高める。物語の進行に呼応して銃撃戦の激しさは増していき、舞台版ならではの表現方法によって圧巻のクライマックスを迎えた。
舞台の終演後はキャスト陣によるライブステージへ。それぞれの武器をマイクへと持ち替え、息の合ったフォーメーションダンスと圧倒的な歌唱力を見せつけた。胸を締め付けられるような切ない物語と観客の高揚を誘うアグレッシブなアクション、そして心躍る華やかなライブ…と、1公演の中に様々な要素を盛り込み、かつてない『グリザイア』シリーズの“最新作”を締めくくった。ゲネプロ後、深見玲奈役の鶴見萌は「ものすごい物量の舞台になっています。
中には(舞台の)経験が少ない子もいる中で、なんとかゲネプロを迎えることができました」と喜び、「これから5日間、みんなで駆け抜けていきたいと思います」と気炎を上げた。