『光る君へ』百舌彦役・本多力が回想「柄本さん、道長様がホンマに死にそうな感じで…」【君かたり】
大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK
大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜後8:00NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、百舌彦を演じる本多力の声を紹介する。
――ぼんやりとする道長の様子を見て
もう悲しいというか、マジで柄本さんというか道長様がマジでホンマに死にそうな感じだったんですよね。なかもう哀しみ、哀愁のほうの哀しみがむちゃくちゃ…。「なんとかして生きてください」っていうふうに思いました。自分がお薬を持っていっても認識しても、一切飲もうとしないという。だから何か一種諦めている。ただ体調が悪いだけではない。
諦めているというか、みたいなもので自分の無力感も感じましたし、たぶん自分じゃ何もできない、ただ祈るしかできないという。それを見て感じました。
――百舌彦から見た、まひろと道長の関係
「わからない関係」だと思いますね。婚姻関係を結んでいるわけでもないですし、恋人のように出会ったわけでもないし、でも何かの折にわざわざ家に行ったりとか、どんな関係ってわからずだと思いますね。その時代において、一個の言葉で形容できるような関係ではないと思うんですね。