ソフトバンク・和田毅が引退会見 決断時期は「7月すぎには自分の中では固まっていた」
引退会見に登場した和田毅
福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手(43)が5日、福岡市内で引退会見を開いた。
和田は引退について「今年7月すぎには自分の中では固まっていた」と明かし、「遡れば5年前くらいから、肩の痛みと戦いながら投げていた年から、『だめになったらやめよう』という気持ちでやっていた」と話した。
ただシーズン中に伝えなかった理由としては「自分の中で、空気的に『和田のために日本一になろう』っていう空気に絶対したくなかった。優勝(リーグ)したのは紛れもなくチーム全員の力。私情は挟んじゃいけないと」と自らの譲れない思いを口にした。
和田投手は1981年2月21日生まれ、島根県出身。早稲田大学を卒業後、福岡ダイエーホークスに入団し、福岡ソフトバンクホークス(03~11)ボルチモア・オリオールズ(12~13)、シカゴ・カブス(14~15)、ソフトバンク(16~)という経歴を歩んだ。
“平成の怪物”と呼ばれた松坂大輔を筆頭にした、いわゆる「松坂世代」では、現役でプレーしていた最後のひとり。
2021年の引退会見で、松坂は「最後の1人なった毅には、僕の前に辞めていった選手たちが僕らに託していったように、まだまだ投げたかった僕の分も毅には、投げていってほしい。できるだけ長くやってほしい」と呼びかけていた。
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