太平サブロー、桂雀々さん追悼 50年前の出会いを回顧「天才14歳でした」
大平サブロー
“上方落語の爆笑王”の異名をとった、落語家・桂雀々さんの訃報が22日、伝えられたことを受け、太平サブローが追悼コメントを寄せた。
雀々さんは1960年8月9日、大阪市住吉区出身。本名、松本貢一(まつもと・こういち)。小学生時代はテレビの視聴者参加番組の常連となり人気者に。中学生時代はテレビ番組のコーナーに登場して勝ち抜き、チャンピオンに輝いた。
77年には桂枝雀さんに入門、同年10月に桂枝雀独演会にて初舞台を踏んだ。2007年には、「桂 雀々独演会 雀々十八番」をシアターBRAVAにて6日間にわたって開催。芸歴35周年を迎えた2011年。
拠点を東京に移した。20年1月、山田洋次原作・脚本のNHK BSプレミアム、連続ドラマ「贋作男はつらいよ」で初めての主役、車寅次郎を務めた。
■太平サブロー
64歳と言う若さでの旅立ちに、寂しさと無念さを感じており、今だに事実とは捉えられずにいます。
彼とは雀々さんが14歳、僕が18歳のおりにTBSの「銀座ナウ」の素人コメディアン道場というコーナーで一緒になり対決して、木っ端微塵にやられたのが出会いです。
いやはや、今と変わらずテンポもキレも抜群でとても素人とは思えない天才14歳でした。