第172回「芥川賞・直木賞」候補作決定 30歳の安堂ホセ氏&荻堂顕氏が候補に【両賞候補一覧掲載】
『ダンス』(新潮十一月号)
永方佑樹(ながえ・ゆうき)『字滑り』(文學界十月号)
乗代雄介(のりしろ・ゆうすけ)『二十四五』(群像十二月号)
■第172回直木三十五賞候補作(出版社)
朝倉かすみ(あさくら・かすみ)『よむよむかたる』(文藝春秋)
伊与原新(いよはら・しん)『藍を継ぐ海』(新潮社)
荻堂顕(おぎどう・あきら)『飽くなき地景』(KADOKAWA)
木下昌輝(きのした・まさき)『秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚」(徳間書店/顛末の「顛」は旧字)
月村了衛(つきむら・りょうえ)『虚の伽藍』(新潮社)
両賞は1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られる。前者は主に無名・新進作家、後者は無名・新進・中堅作家が対象となる。
選考会および授賞作発表は2025年1月15日に実施。受賞者が都内および近郊在住の場合、発表当日に共同記者会見が行われる。地方もしくは海外に在住・滞在の場合はZOOMでの会見を行う予定。贈呈式は2月下旬に都内で行われ、受賞者には正賞として時計、副賞として賞金100万円が贈られる。