手作りニットに合わせる文字探し。【夢見るパリ vol.5】
段々暖かくなり春めいてきたパリより。
最近私が招待状のカリグラフィーを担当したニットデザイナー、Hiromi Tsuyoshiさんの個展に伺いました。
招待状は、デザインされているお洋服のニットに合う書体をお探しということで20書体以上の中から選んでもらいました。
書体によって印象が全然違うから文字って面白いです。
Hiromi Tsuyoshiさんのお名前の部分の書体はゴシックプリミティブ体に決まりました。
ゴシック体というと硬いイメージですが、こちらは柔らかい曲線が入る中世の文字です。
Invitationの文字は古典的な文字、ローマンキャピタル体で。
ロゴも15個くらい提案させてもらって、その中から選んでいただきました。
何度もメールのやり取りをして細かいところにまでこだわったロゴだけに、この招待状が私の元に届いた時はとても嬉しかったです。
心待ちにしていたこの個展は、ポンピドゥーセンター近くの素敵な場所で展示されていました。