「ぴあ」調査による9月21日、22日公開の映画・満足度ランキングは、ナチスによるホロコーストの悲劇を描き、本年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『ソハの地下水道』がトップに輝いた。2位にヒーローたちの活躍を描いた人気TVシリーズを映画化した『劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-』が、3位にトム・クルーズ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズらが出演するミュージカル映画『ロック・オブ・エイジズ』が入った。
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1位の『ソハの地下水道』は、ナチス政権下のポーランドでユダヤ人をかくまったひとりの男性の運命を描いた作品。出口調査では「作品を通して戦争の悲惨さや、なぜしてはいけないのかを具体的に感じることができた」「理解し合うことを教えられた。歴史の真相に関心を持つことは大事だと思う」「世界のどこかで戦争が行なわれている今、このようなことを二度と起こさせないという力強さを感じる作品だった」「地下で過ごしたユダヤ人たちの生活は壮絶なものであり、平和へのメッセージを伝えている」などのコメントが寄せられ、40代以上の観客から支持された。
2位の『劇場版 TIGER & BUNNY…』は、企業と契約を結び“NEXT”と呼ばれる能力を使って街の平和を守るヒーローたちの姿を描いたアニメーション。