『BLUE MAN IN TOKYO』の4年にわたる日本公演がついにフィナーレ
白い紙と巨大なボールが客席を埋め尽くすエンディングでは、毎回のカタルシスと共に約4年間のステージとその他の活動が懐かしく思いだされるひと幕も。最後はキャストとスタッフが裏方まで全員ステージに現れてのカーテンコール。金色の紙吹雪が舞う中、千秋楽の幕が閉じた。
紅白歌合戦やサマーソニックに出演する一方、地元の夏祭りに参加したり、東京都に避難中の東日本大震災の被災者を招待したりと、積極的に日本という国との交流を図ってきたブルーマン。東北地方復興支援活動「CONNECT~ツナグ・ツナガル~」では、東北地方の名産品とのコラボを発売。終演後にブルーマンが観客と触れ合っての募金は、活動を開始した昨年4月16日から今年の2月末時点で7,153,841円にもなった(千秋楽まで続行)。ディレクターの深谷好隆氏は、「ブルーマンのポリシーは、その国に根ざして公演をすること。専用劇場を建てることから始まったプロジェクトは無謀とも言われましたが、さまざまな過程を経て、その目標は達成できたと自負しています」と語る。
今後については「公演の予定はないですが、ここで生まれた絆を大切に、いつか何かをお見せできれば(笑)」と含みをもたせた。