『ミリオンダラー・カルテット』来日目前! このキャストがすごい
9月5日(水)より東京・東急シアターオーブにて、ブロードウェイミュージカル『ミリオンダラー・カルテット』が上演される。開幕を前に、キャストのひとり、リーヴァイ・クライスに注目が集まっている。
アメリカ国外のツアーにオリジナル・キャストが参加するのは珍しい。しかもクライスは、この作品で2010年のトニー賞最優秀助演男優賞に輝いたパフォーマーだ。トニー賞受賞者が受賞作品で来日するという異例のケースに、胸を高鳴らせるミュージカル・ファンは少なくないだろう。
ロックの歴史を語るとき、忘れてはいけない音源がある。1956年12月4日、テネシー州メンフィスのサン・スタジオ。このスタジオのオーナーであり、後に“ロックンロールの父”と呼ばれるサム・フィリップスのもとに、若き4人のアーティストが集まって、一夜限りのレコーディング・セッションが行われた。
4人とは、エルヴィス・プレスリー、カール・パーキンス、ジョニー・キャッシュ、ジェリー・リー・ルイスのこと。『ミリオンダラー~』はその史実に基づいた物語で、観客にとっては、奇跡のコラボレーションをライブとして追体験できる趣向がうれしい。
クライスは、『火の玉ロック』で知られるシンガーソングライター、ジェリー・リー・ルイスの役を演じている。