プラシド・ドミンゴ、日本スペイン交流400周年を記念して来日
日本とスペインにおける「慶長遣欧使節団派遣400周年」を祝う記念イベントとして、スペイン文化交流公式大使である世界的テノール歌手、プラシド・ドミンゴが来日公演を開催する。
「プラシド・ドミンゴ コンサート イン ジャパン2013」の公演情報
主役デビューからすでに半世紀以上というキャリアを誇り、長年にわたってオペラ界の頂点で活躍を続ける、スペインが生んだスーパーテノール、プラシド・ドミンゴ。特にその名声を世界的なものとしたのは、故ルチアーノ・パヴァロッティ、ホセ・カレーラスとともに結成した「3大テノール」だろう。1990年のサッカーW杯イタリア大会や、1998年のバルセロナ五輪など、ビッグイベントの開会式や閉会式で圧巻のパフォーマンスを披露し、世界中のファンを熱狂させてきた。
一方で親日家としての顔ももつドミンゴ。東日本大震災の直後の2011年4月、多くの海外アーティストの来日中止が相次ぐなか、予定通り日本公演を開催。被災地に想いを寄せてアンコールで披露した「ふるさと」では、客席の人々を促して会場全体が大合唱。音楽の力を通じて、日本のファンの心に未来への希望の灯をともしてくれたことは記憶に新しい。