第32節ではG大阪との天王山で試合終了間際に2ゴールを許した。前節・サガン鳥栖戦もアディショナルタイムに同点弾を食らった。チャンスは作っている。決めるべき局面で決め、徳島×G大阪の結果を待つしかない。
カシマサッカースタジアムに4位・鳥栖を迎える3位・鹿島も奇跡の逆転優勝を諦めてはいない。G大阪、浦和に勝点2差、得失点差ではG大阪を2差で追い、浦和に5差をつける。G大阪と浦和が敗れ鹿島が勝利すれば文句なし、G大阪と浦和が引き分けても、鹿島が2点差以上つけて勝てば、8度目の優勝が転がり込む。昨季まで2分2敗と鳥栖戦を苦手としていたが、今季リーグ戦第3節で3-0として、『ナビスコ杯』第2節でも3-1で勝利している。
両軍の勝点差は3だが、得失点差で19もの開きがある。逆転優勝にわずかな望みをかける鹿島と、『天皇杯』の結果待ちだが4位での『ACL』出場に希望を託す鳥栖にモチベーションの差はない。
優勝争いだけではない。J1残留戦線も熾烈を極める。15位・清水エスパルスと16位・大宮アルディージャは、勝点3差、得失点はともに-18である。清水は13位・ヴァンフォーレ甲府と、大宮は前節にJ2降格が決まったセレッソ大阪とホームで対峙する。