札幌交響楽団やビッグバンドが演奏した曲から、ギター1本で聴かせる曲まで幅広い楽曲を収録。デビュー50年の思いの丈をすべて込めた今作に、なみなみならぬ音楽への愛と情熱を感じる。
「僕はどんな作品も完成した瞬間、安心するのと同時に「ああすれば良かった」と反省が始まるんです。そこで今回、50周年というきっかけにやり残したことを取り戻しに行くという気持ちで今作を制作したのですが、完成してみると、やはり後悔が残るんですね(笑)。でも、それがまた次の1歩を踏み出させてくれるし、超えることのできない地平線を超えるため、これからも歩き続けていくんだろうと思うんです」(布施)
今年3月、昨年より行われていた全国ツアー『AKIRA FUSE LIVE 2014-2015 ~次の一歩へ~』が大盛況のうちに幕を閉じ、『デビュー50周年記念コンサート ~次の一歩~』を直前に控えた布施。“次の一歩”となる、東名阪ツアーはどんな内容になるのだろうか?
「今回はこれまで歌ってきた曲をなるべく“無事”に聴いて頂きたいと思っています。年齢を重ねて歌声もサウンドも変わっていますが、何十年も前に聴いて下さった時の風景や映像を無事にみなさんの頭の中に映しだせたら嬉しいですね。