序盤から、アグレッシヴなバンドアンサンブルをきめながらも、フロアとがっぷり四つで組み合った熱いステージ。若手ラウドロック勢の急先鋒として勢いにのっている、現在の彼らの人気の理由をまじまじと見せつけられた。
NOISEMAKERにとって今回が初めてのワンマンツアー。AGは、“(北海道)苫小牧から札幌に出て、そして東京に来て、こうして自分たちの冠でワンマンができるなんて。ワクワクで昨日は眠れなかった”と語り、さらに、“ここに立てているのは、みんなのお陰だ”と感謝した。“迷ったりすることもあったけれど、こうしてここに最高のやつらがいる、それが自信になっている”とAGはオーディエンスに語りかける。サウンドでは容赦ないほどヘヴィで、最新鋭のとがった音と馬力のある歌とラップで攻撃的にフロアをわかせつつも、MCではどこまでも泥臭く、青臭く、オーディエンスと一体になって突き進んでいるのが、AG、そしてNOISEMAKERの魅力のひとつなのかもしれない。スピーディな『KNOW YOUR BRIDGE』、そして本編はアンセム感たっぷりで、かつフィジカルに磨きのかかった『DRIFTING CLOUDS』で幕を閉じた。