しかし、イランに残り15分で2失点を喫し、掴みかけた『ロンドンパラリンピック』のキップはこぼれ落ちた。さらに『アテネパラリンピック』では、2003年『アジア視覚障害者サッカー大会』で日本は優勝を果たしたが、2位の韓国に本大会出場の権利を奪われたのだった。
奈落に落ちてなお這い上がり、ブラサカ日本代表はたくましくなったのだ。昨年は東京で行われた『ブラインドサッカー世界選手権2014』で6位入賞を果たした。7月には強豪・スペイン、トルコと対戦するスペイン遠征を2勝2分2敗で終えた。監督、主将の自信も頷ける。
ベテラン・黒田智成は「組織的な守備で、自信を持って0で抑えられる。僕自身試合を楽しみにしている」と4度目の正直へ意気込む。
初めての予選に臨むエース・川村怜にも、気後れはない。「何も恐れることはない。初戦の中国戦で1点でもどんな形でもゴールを決めたい」。
『IBSAブラインドサッカーアジア選手権2015』の試合日程は以下の通り。
【9月2日(水) 】インド×韓国/マレーシア×イラン/日本×中国
【9月3日(木) 】マレーシア×インド/中国×韓国/イラン×日本
【9月4日(金) 】中国×マレーシア/イラン×インド/韓国×日本
【9月5日(土)