を母体とするオーケストラ。今回は中国の古典的な作品である「覇王別姫」で京劇と西洋音楽のコラボレーションを聴かせ、有名なヴァイオリン協奏曲「梁山伯と祝英台」やリヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」で、オリジナリティあふれるサウンドを披露してくれる。
6日(火)は韓国随一の科学技術都市として注目される街から、デジョン(大田)・フィルハーモニック管弦楽団が登場。チャイコフスキーの交響曲第5番やヴァイオリン協奏曲ほかを演奏し、内面的な高揚感や覇気のある演奏が期待できるだろう。
そして7日(水)は、東京にもその評判が伝わってくる大阪交響楽団が来演し、音楽監督・首席指揮者の児玉宏と共に演奏し続けてきたブルックナーの交響曲(第9番)ほかで、充実した響きを聴かせてくれるはずだ。
個性的な3つのオーケストラがS席各3,100円という値段で聴けるのも、このシリーズならでは(2席だと5,000円、3公演セットは7,000円という割引価格もうれしい)。このほかにも東北の復興支援公演(岩手県北上市)があり、アジア地域におけるクラシック音楽を再認識できる内容。未知のオーケストラに出会える稀有なチャンスなのだ。