しかも、東京ドームでの巨人戦となると三本柱で1勝8敗と散々の結果に終わっている。
データで分が悪い阪神にとって、初戦がより重要になってくる。そこで、藤浪だ。3年目にしてエースの風格を漂わす21歳は、巨人との最終戦・甲子園球場で8安打完封と巨人打線を切って落とした。
朗報もある。9月末に登録抹消された守護神・呉昇桓が、『CS』登板に急ピッチで調整している。巨人撃破を遂行するためには、2014年『CS』MVPの存在が必要不可欠である。
『CS』ファーストステージ第1戦で藤浪がキッチリ抑え、宿敵・マイコラスを切り崩せば、巨人ベンチ・ナインに昨年の悪夢が脳裏をよぎるはずだ。
そうなれば、流れは阪神のもの。東京ドームで2勝すれば、ヤクルトが神宮球場で待つ『CS』ファイナルステージへと戦いは続く。ちなみに対ヤクルトは13勝12敗と勝ち越し、神宮では5勝7敗と負け越している。
兎にも角にも短期決戦は何が起こるかわからない。阪神ファンは3位からの下克上を信じよう。
10月10日(土)~12日(月・祝)・東京ドーム・『CS』ファーストステージ・巨人戦の内野・外野ビジターチーム応援席は10月8日(木)