今年から主将に就任し渋さを増す栗山雅史は「柳田選手や山本選手、酒井(大祐)選手など新しい戦力を加え、去年よりも層が厚くなった」と語る。今季こそ、戦力でも人気でもJTに負けない。
V・プレミアリーグ開始以降、下位に甘んじていたものの、昨年は3位まで順位を上げた豊田合成は、紳士スマイルにうっとりするような肉体美が魅力の昨季得点王・イゴール・オムルチェン、どんぐり眼の絶対的守護神・古賀幸一郎、弟にしたくなるようなあどけなさとは裏腹に正確な技術を備える若手・傳田亮太と、戦力・容姿とも各ポジションにバランス良く揃っている。古賀は「昨年の3位以上の結果を得るためにしっかりとハードワークをして、シーズンを通して成長をしていきたい」と、初優勝を見据える。
昨年はノルウェーで8年間代表監督を務めた印東玄弥監督を招聘し、変革のシーズンとなった堺。新キャプテンに就任した爽やかイケメン・千々木駿介とともに、優しげな表情から放たれるパンチ力のあるスパイク・サーブが魅力のサウスポー・松岡祐太や、お茶目でかわいい“よこたん”こと横田一義らがチームを引っ張る。「監督の求める運動量、フィジカルで相手を上回るバレーをしっかりとチームでして、全力を尽くす」という言葉通り、イケメン同士の絆でファンのハートを鷲掴みにする。
後編へ続く。
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