『Battlefield』は「War is over」から始まる
あっけらかんとした見事な終わり方で素晴らしかった」と感想を語り、土取も「ピーターが90歳になってできる、人生の究極(の作品)だと思う」と話した。
土取は今作にも参加しているが、実は同時期に中国で上演するピーターの舞台『驚愕の谷』にもすでに参加していた。にもかかわらず、ピーターは今作にも土取の音楽を熱望し、『Battlefield』の音楽はレコーディングで対応することになったという。しかし、「やってみて、録音では無理だねって(話しました)。『マハーバーラタ』は僕にとってもものすごい芝居でしたし、これは自分のカルマだと思って引き受けました」と笑う。そのために『驚愕の谷』は土取なしでもできるように演出を変更したという。それほどまでに『Battlefield』には土取の音楽が必要なのだ。
最後に土取はエスラジというベンガル地方の弦楽器の演奏を披露。
その後、「『Battlefield』の始まりは『War is over』です。戦争は終わった。そうすると何が始まるか。勝利者が『勝利は敗北だ』だと自覚するんです。それで賢者の言葉を聴いていくのですが、その真珠のような言葉を語るいろいろな動物を、ルワンダの女優さんが演じています。